自作PCの紹介

Category: pc

この記事はKobe University Advent Calendar 2016の7日の記事です。 なお私は当該大学の学部2年(2016年12月現在)です。


私は自作PCerなので、この機会に普段使用しているPCのパーツ構成を紹介していきたいと思います。 趣味の中でも結構金がかかっている分野です。

外観

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自作PC外観(筐体)

自作PC外観(卓上)

使用用途・スペック

ごく普通のプログラミングやネットサーフィンに加え、ゲームを多くプレイするため、少なくとも比較的新しいゲームを高画質設定でプレイ出来るだけのスペックを目指して構築しています。

パーツ構成(本体)

おおよそ5年前の2011年年末から2012年の年始に組み上げ、そこからパーツを少しずつ更新して現在に至ります。 当時のパーツで残っているのはCPUとM/B、およびメモリとHDD程度。

CPU・マザーボード

CPU: Phenom II X6 1065T
M/B: GIGABYTE GA-990FXA-UD5

AMD機体です。 マザーボードは当時Socket AM3+が登場した頃だったため、採用しているCPUはSocket AM3のPhenom II X2ですが将来的な性能向上を見越してSocket AM3/AM3+の両方に対応しているGA-990FXA-UD5を採用。M/Bはパーツ交換の頻度が最も低くなると思ったので、ここは金を掛けるべきと判断してUD3ではなく一つ上のUD5にしています。

一方でCPUはコストパフォーマンスを重視し、6コア帯の中でも消費電力の低いモデルであるPhenom II X6 1065Tを採用。2011年当時でもやや古めのモデルではあるものの、ミドルクラス構成としては悪くないものだと思っています。 6コアまたは4コア8スレッド以上の性能を持つCPUを求める場合、Intel製品では2万円台から3万円台以上は見る必要があった中で、1万7000円前後で6コアを得られるPhenom II X6シリーズは魅力的でした。 この性能に対する価格のパフォーマンスの高さが、AMDを選択する理由の一つになっています。

現在でもSocket AM3+対応で2012年から2014年にかけて展開されたAMD FX8xxx/9xxxシリーズはミドルクラスからハイクラスにかけて良好な性能を誇る上に、同等の性能帯のIntel製CPUに比べて1万円から2万円程度安く入手できます。 一方でそれよりも上の性能を目指す場合はIntelの一強状態となっており、ハイエンドでもAMDが多少は追随できていた2011年当時とは状況が異なっています。 そのため、今からPCを組む場合は何も考えずにAMD製品を選ぶというわけにはいかないように思います。

メモリ

PC3-12800の4GBを4枚 計16GB
→最近1枚壊れたため3枚12GB

Minecraftあたりのメモリを食いまくるゲームをやっていたり、Chromeでやたらとタブを開いたりしていると、8GBではやや足りない状況があるので16GB。 普通に使っていると8GBで足りるか足りないか程度だと思うので、8GBから多少上であればいいと思います。 今のところ16GBから12GBに減ってもほとんど影響を感じることはありません。

グラフィックボード

SAPPHIRE R9 270 2G GDDR5

やはりAMDの、Radeon R9 270です。特筆することは少ないですが一応は現在でもミドルクラス上位レベルの性能らしいですし、2万円台前半と、悪くない価格帯でもあります。 新しいゲームでも普通に1080pで悪くない画質設定で遊べますし、コストパフォーマンスも良いです。 Batman:Arkham Knightは画質設定を低にしないと遊べませんでしたが… VRAMが2GBというのがそろそろ時代遅れになってきているのかもしれません。 PCを組んだ当初は二束三文で売られていたRadeon HD4xxxか5xxxあたりのグラボを使っていましたが、そのVRAMが512MBぐらいしかなかったことを考えると隔世の感があります。

当然ながらVRをプレイしようと考えるのは無理があります。

電源

どのモデルだったか忘れました。 500Wのものですが、一度壊れたので換装しています。

ストレージ

SSD: CFD CSSD-S6T512NHG6Q (512GB)
HDD1: HGST HDS721050CLA362 (500GB)
HDD2: TOSHIBA DT01ACA300 (3TB)

最初は500GBのHDD1個のみで、2015年春に512GBのSSDを、そして今年に入って3TBのHDDを増設しました。 現在はSSD上にWindows10をインストールして使用しています。 SSDは登場当初に比べて随分安くなった印象です。 5年ほどひたすら値下がりを待ってようやく私が512GBのSSDを購入した時点で3万円程度でしたが、今は512GBを2万円台前半で買えるようです。

SSD化までは500GBのHDD1本だけで運用していましたが、通電時間2万時間越えのこのHDDは今でも不良セクタが1つもなくとても健康な状態のようです。

光学ドライブ

Pioneer BDR-207JBK

BD対応ドライブです。光学ドライブもやはり交換頻度は少ないだろうと踏み、やや性能の高いものを採用しています。 1万円台中盤程度で、十数万円をどうにか絞り出してPCを組んだ当初これを買っている余裕はなかったため、OSのインストール等は手元にあったUSB外付けDVDドライブでなんとかしのぎ、資金力の回復を待った上で後付けで購入しました。 耐久性も良好ですし性能も高く良い感じですが、PCケースと干渉してディスクトレイがうまく開かないことがあるのが玉に瑕。

PCケース

Antec SOLO II

音が静かで、見た目が好みで、作りが良いです。 最初は似た価格帯のケースが半額で売っていたので買って使っていましたが、サイドパネルがペラペラだったり購入後すぐ前面の開閉部分が壊れたりあまり作りが良くなかったり裏側配線ができなかったりして投げ捨てたので、今使っているこのケースは非常に満足しています。 唯一前面パネルのUSBポートの作りがやや甘かったのか、購入から1年しないぐらいでUSB2.0のポートが1つ潰れました。

周辺機器構成

画像再掲

自作PC外観(卓上)

モニタ

EIZO FORIS FS2333 2枚

23.5インチ2枚のデュアルディスプレイ編成です。 最近FS2333の同ディスプレイ2枚体制の構築を達成しました。 このディスプレイは使い勝手もよく文句なしです。

スピーカー

Logicool Speakers Z130

とくにこだわりもなくずっと使ってますが、モニタ内臓のスピーカーよりはよっぽど良いですし値段も安かったため満足しています。 音楽は作業中にアニソンを流す程度であまり聴きません。

トラックボール

サンワサプライ MA-TB38
エレコム M-DT1URBK

トラックボーラーです。
サンワサプライのMA-TB38は私の愛機で、5年ぐらい使い続けた結果ホイールが壊れたため現在は2機目です。 標準の金属支持球をセラミック球に交換した上でゴムシートによる安定化を図る改造も施しており、何度も試行錯誤した結果改造ノウハウもたまっています。
大玉トラックボールとしては珍しいマウスホイール搭載機であり、多くのトラックボールが抱える「ホイールクリックボタンがない」という重大な欠点を解消しつつも非常に良好な操作性を誇り、また個体差や欠陥構造を有しているものの簡単な改造でそれを補えるため、現状これ以外の選択肢はほとんど考えられません。 現時点で既に製造終了モデルとなっているのが残念なところです。

エレコムのトラックボールは1代目のMA-TB38が故障した頃にちょうど新しく出たモデルだったので、ちょっと気になってつなぎ兼予備として購入。有線モデル特有の欠点として、耳を近づけるとわずかにコイル鳴きが聞こえるのが難点。 使い勝手は悪くないですが、結局2代目のMA-TB38を確保してからはほとんど使っていません。

キーボード

Skydigital NKEY-P

買い換えよう買い換えようと思いつつ、なかなか良いキーボードが見つからないため結局5年ぐらい使い続けています。 安価かつゲーミング向きという観点からこのキーボードを選びましたが、5000円程度で全キー同時押し対応、反応速度が向上するゲームモード搭載、着脱式のパームレスト付きと、値段に対してやたらと尖った性能をしておりコストパフォーマンスは非常に高かったのでは無いかと思っています。

流石にスペースキーの調子が悪かったり一部キーが押しづらくなったりしてきているので、いい加減に買い換えを検討中です。

現在の買い換え候補は、2017年に発売が予定されているREALFORCE RGBの日本語配列版です。 REALFORCEシリーズのゲーミング向けモデルがついに発売されるということで、非常に注目しています。

ゲームパッド

Microsoft Xbox 360 Controller for Windows

もはやデファクトスタンダードといってもよさそうな定番コントローラーで、値段の安さも驚くべきことです。 ただドライバ周りに少し癖があり、公式ドライバと非公式ドライバの両方を使い分けたほうがいい場合があったりする点には注意が必要です。

今後

一度自作PCを組むと、いくらでも機能を向上させたくなるために際限なく金が吸われます。

今最も買い換えたいのはキーボードで、RazerのBlackWidow Chromaを購入候補として検討していましたが、Razerの緑軸はやや打鍵音が強すぎますし、一方でオレンジ軸は自分の好みとは遠い感じでした。 そこで前述したようにREALFORCE RGBが近々発売されるということを知ったため、今のところはこれの発売と評価を待っている状況です。 あまりに期待値を下回った場合はBlackWidow Chromaを買うことになるかも。 そんなにキーボードを光らせたいのか。

あとはグラフィックボードのVRAMまわりに若干の力不足を感じていますが、そんなに最新のゲームをやりまくるわけでもないですし(Steamでなかなか割引されないので)、最新かつ高いグラフィックを要求するゲームのプレイ頻度がそう高くないので今のところ現状で問題はあまりない気もしています。