シンフォニック=レインの紹介、またはファルシータ・フォーセットについての考察のようなもの

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シンフォニック=レインをプレイして余韻に浸っているので、ゲームの紹介と感想などを書きます。

シンフォニック=レイン

シンフォニック=レインは、2004年に発売されたノベルゲーム(18禁ではない)です。 2017年にSteam版、2018年にNintendo Switch版がHDリマスター版としてリリースされており、オリジナル版の原画担当本人が全面的に描き直す形でグラフィックを刷新したものとなっています。

雨が降り続ける街ピオーヴァを舞台に、ちょっとしんみりとした切ない雰囲気の作品です。

柔らかい絵柄と本作のストーリーに深く絡み合った音楽が雰囲気を引き立ててくれます。

本作は音ゲー要素も含んでおり、音楽学校に通う主人公の演奏に合わせてプレイヤーも楽曲を演奏することになります。 主人公が卒業発表に向けて課題曲を練習していく、というストーリーに沿って演奏パートが挿入されるため、何度も演奏を繰り返すごとに次第に上達していく感覚が、楽曲の雰囲気と相まって没入感をより高めてくれるように感じます。

(キーボードをタイミング良く打鍵するタイプの演奏パートですが、システム自体に慣れが必要なため、最初は難易度が高く感じられるかもしれません。 また、楽曲によっては序盤から結構な高難易度を突きつけられることがあります。 演奏の成功/失敗によってストーリーが変化することもあるので、難しすぎると感じた場合は設定から難易度を下げたりオートプレイでスキップする選択肢も用意されています。)

また、収録されている楽曲10曲はすべて岡崎律子さんが手がけており、同時に岡崎律子さんの最後の作品でもあります。 これらについては安っぽい言葉で語りすぎるのも嫌なので、あまり詳しくは言及しませんが、楽曲単体でも、作品全体の一部分として見ても本当に素晴らしいものです。

シナリオ面も非常におすすめできる内容ですが、個人的には事前に情報が無いほうがより楽しむことができる作品だと思いますので、ここではあまり触れません。 購入を決めた場合は、インターネットでの情報収集は控えめにして実際にプレイしてみるのが良いのではないでしょうか。

ちなみにヒロインの攻略順は任意で大丈夫です。 この順番で攻略したほうがよい、というのはありません(強いて言えば、「雨のmusique」は他の曲と比べて難易度が高いため、まだ慣れていない状態でルートに入った場合は難易度を下げても良いかもしれません)。

どのような作品かについての詳細は、公式サイト、または紹介記事 ASCII.jp:誰のために雨は降る 感情を揺さぶる音楽ゲームノベル「Symphonic Rain」:Steam あたりを読んでいただければ把握しやすいのではないかと思います。 テキスト・グラフィック・サウンドのすべてが一体となって世界観を作り上げているとても良質な作品ですので、これらのページを見て雰囲気が良いなと思った方はすぐに購入してしまって間違いないです。 おすすめの作品です。

(Steamに毒されてしまったみなさん向けの情報として、Steam版/Switch版ともに時々値下がりします。 セールの時期になるとだいたい3,000円より安くなるので、その際が買い時でしょう。 もちろん定価で購入するだけの価値は十分にある作品です。)


ファルシータ・フォーセットについて

ここからはこの記事の本題というか、本作に登場するキャラクターの一人であるファルシータについての感想・考察となります。 または、こうであってほしいという願望をもとにした結論ありきの個人的な解釈の可能性があります。

以降の内容は、一部ルートのシナリオの内容を全面的に扱っているため、まだプレイされていない方が読まれると作品の楽しみを損なってしまうおそれがあります。 そのため、本作品の全ルートをクリアした方以外は閲覧をお控えください