HIROic Freeciv Challengeの参加結果

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aragoのFreeciv Strategy Challengeの企画であるHIRO-ic Challengeに参加していましたが、結果が出ました。

結果

それぞれのゲームプレイをもとにして、各プレイヤーの行動を模したAIが作成されます。 そのAI同士で対戦を行うことで、順位が決定されます。

順位表によると、私は全プレイヤー中2位の結果となりました。世界ランク2位(自称)です。

BATTLE GRIDを見ると、私のAIのみが唯一すべてのプレイヤーのAIに対して勝ち越しまたは引き分けており、1位のプレイヤー相手にも勝ち越していることがわかります。 1位のAIと比べると、私のAIは格下相手に稼ぎ負けたために2位になったといえます。

個人スコアを見ると、各国家が小島からスタートするルールでのスコアが非常に低く、ほとんどの対戦で負け越しています。 これは交易路主体の戦略がこのルールでは弱く、またある程度国土を広げると拡大を止めるために他の国家と都市数の面で不利になったこと、これらが合わさって都市の成長速度が遅いために十分にスコアを稼ぐ前に終了ターンに達してしまったことなどが考えられます。

さらに自分のゲームプレイから考えると、自分がプレイしたゲームでは近い位置に隣国がいるようなマップを引かなかったので、完全に内政寄りのAIになっていてゲーム序盤から戦争を仕掛けられた場合に不利になっていたのではないかと考えられます。 また、都市数を抑えて交易路で準備を整えてから祝祭ブーストによって国力を一気に引き上げるため、準備が整うまでにゲーム終了となると都市数を多く増やした国家に勝つことができません。

報酬

初期のアナウンスによると、上位数人の参加者にはPAX South 2017へ招待されるとのことでしたが、結果発表時には既に開催日を過ぎていたので、後のアナウンスによってE3 2017のチケットがもらえるという報酬に変更されました。 また、上位20名にはCiv6が提供されるとのことです。

私は2位ですので、その両方の報酬がもらえます。

ゲームプレイ

前回の記事では紹介しなかったゲームについても振り返ってみたいと思います。

2回目

以前の記事で1度目のプレイを紹介しましたが、以降もう一度後半戦のゲームプレイを行いました。

基本的にはルールは同じで、民族を再割当てしてのゲームでしたが、割り当てられた民族は北米大陸のアメリカ人で、なんと前回プレイしたスー族と数タイルしか変わらない初期位置からのスタートでした。 そのため最初の動きは前回のゲームとほぼ変わらず。 南米大陸にブラジル人がいたのですが遠いのでそこまで進出するつもりはなく、初心者用AIなので戦士を数ユニットほど送り込むだけで空都市をいくつか破壊・占領できました。 対ブラジルの最前線以外には北米大陸の外に都市は建てず、前回のプレイ同様の都市配置を行っていきました。

どうせなので前回とは研究ルートを変更し、共和制に直行して祝祭ブーストを行ってから他国に交易路を引いていきました。 マップが広いことから交易路が強いのでこれはあまり強くなく、結果としてゲーム終了まで数十ターン余計にかかりました。

また敵文明をすべて根絶やしにするのがひたすら面倒なことを前回のゲームで実感したので、今回は宇宙勝利を目指しました。 コンピュータまで直行してニュートン+SETIで研究をブーストし、一気にロケットを打ち上げます。 ロケット打ち上げ後に首都防衛のためこちらから他国家に打って出たところ、「あとはロケットの到着を待つだけなのになぜ戦争をするのか?」と担当者に不思議がられました。

3回目

本来ゲームプレイは2回で終了のはずだったのですが、2回めのゲーム終了からしばらくして先方からまた連絡が入りました。 曰く、もっとプレイを見せてほしいとのこと。

結果として追加で2回のゲームプレイをすることになりました。

3回目のマップは、それまでの地球型マップという点では同じでしたが、それまでとは違って全国家が5タイル前後の広さの小島からのスタートでした。 英国スタートだったので普通に地図に直行して欧州大陸に殖民したのですが、大陸が広すぎるので10都市前後で殖民を停止。 キャラバンを生産して他国家に交易路を引きに行ったのですが、AIはまだ大半が初期位置の小島から外に出ておらず、距離が遠い上に交易相手となる都市が少ないために交易に苦労しました。 実際、交易優先よりもこの時代のうちに他国を攻め滅ぼしたほうが早かったような気がします。

戦闘機の時代になった時点で攻勢に出ることにして、圧倒的技術差から特に問題なく勝利。

4回目

4回目のマップは、それまでとは全く違ったマップでした。 国家は2つしか存在せず、それぞれが別の広大な大陸からのスタート。 さらに大陸と大陸の間には広い海とやたら多い島があったのですが、大陸内に10都市建ててもまだ大陸の半分程度しか埋まらない広さだったので、ある程度植民してから島嶼部は無視して他大陸と交易。 大砲を使って敵大陸に殴りこみ、物量差で押し込んで征服し勝利。