Freecivの操作、右ドラッグの活用について
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数年前に某所で書いた記事ですが、埋もれていて参照しづらくなっていたので手を加えて再掲することにしました。
Freecivに慣れてくると、迅速な操作のために都市タブを使うと便利だということに気付くでしょう。 このとき、ゲーム画面での右ドラッグと都市タブを併用するとさらに都市タブを使いやすくすることができます。 とはいえ、どうも右ドラッグという動作は癖が強く、使いどころが限られたものであるという印象が強いと思われています。 その特性を理解し、使いどころを見極めるとより効率的な帝国運営が可能になるでしょう。
右ドラッグの基本的な使い方については、ヘルプの「操作」を参照します。
右クリック後にドラッグ: エリアごとユニットあるいは都市を選択する
Shift+右クリック後にドラッグ: エリアの内容を既存の選択に追加する
Shiftキーとの併用は、既に選択されているものに追加が可能になるという効果があるようです。 では、右ドラッグ時の動作をいくつかの場合に分けて見てみましょう。
(1) 都市外のユニットの選択
迎撃によるスタックキルを避けるため、艦隊を分散させて敵国領海に突入させることはよくある例です。 このような場合、右ドラッグで全部隊を選択し、テンキー移動をすることによって、陣形を保持したまま艦隊を前進させることができます。便利。
(2) 都市の選択
右ドラッグで、複数の都市を範囲に含めます。 そうしたら、都市タブを開きましょう。 都市の選択が保持された状態になっているので、本土の都市を全て選択する場合など、首都を選択→「選択」→「同じ島」よりも簡単です。 本土から同じ方向にある複数の海外領土をまとめて選択することもできます。+Shiftも組み合わせてとても便利。
また、都市を含めて選択を行うと、インターフェイスが都市選択のモードに切り替わります。 都市を左クリックすることによって都市の選択/非選択の切り替えができるので、右ドラッグ選択の微調整に使用できて便利です。 このモードは、右クリックで視点を移動させたり、都市を含めずに再度右ドラッグするなどして解除できます。
(3) 都市内外のユニットの選択
都市内に待機しているユニット、都市外に駐留しているユニット、それらをまとめて選択できます。 とはいえ、都市内の防御ユニットもすべて選択されてしまうという欠点はあります。 同一タイル内の全ユニットを選択するショートカットであるVキーがあまり使われていないことを考えても、このやり方はあまり便利ではなさそうです。 また、必然的に都市選択も同時に行われます。
さて、(3)はともかく、(1)や(2)は使いどころによっては結構便利そうです。ではどうして右クリックが癖の強い操作だと思われているのでしょうか。 最大の問題は、都市とユニットが同時に選択されることにあります。 ③でユニットを一括選択する場合、都市選択も同時に行われるわけですが、やはりUIが都市選択モードになってしまうのです。 ユニットを選択後、マウスドラッグでユニットを移動させようとしても、一度右クリックなどで都市選択モードを解除しないとユニットは動きません。(※ショートカットキーでの操作は可能です) また、(2)の操作を行うにしても、選択しようと思った都市とその範囲内にユニットが1つもいないといった状況はまずないでしょう。結果として(3)の状態になります。 都市を選択するためだけに、防御体勢をとっていたり見張りをしたりしているユニットを全て起こしてしまうのは便利とはいえません。
結局、この性質のせいで装甲艦ラッシュのお供かノーガード野郎になるくらいしか使い道が見出せそうにありません。右ドラッグなんかをするよりも他の操作をしたほうが明らかに簡単だからです。では一体どうすればいいのか?
そこで、オプション→ローカルクライアント→インターフェイス→「都市をユニットより優先して選択」にチェックを入れてみましょう。
もし右ドラッグ範囲内に都市が含まれない場合、従来どおり(1)の使い方が可能です。 そしてもし都市が含まれている場合、範囲内のユニットは選択されずに都市のみが選択され、都市選択モードに切り替わります。 これによって元々誰も使わない(3)の使い方はできなくなりますが、(2)の使い方をするときにユニットを起こすことがないため、より便利に都市の選択が可能になるのです。 結構便利なので試してみてもいいんじゃないでしょうか。
ヘルプ→「操作」は読んでみるといろいろな発見がありそうです。 生産物のコピーアンドペーストやユニットの追加選択などは慣れると使い勝手が良いかもしれませんね。 ショートカットを駆使してfreecivを快適に操作して、より強大な帝国を作っていきましょう。